福岡・薬院エリアの静かな住宅街。2016年4月にオープンした「博多和食いしくら」。奥まったところにあるので見つけたときは、まさかこんなところに和食店がと驚くはず。食事とお酒を大いに楽しむ福岡の人々の心を捉えている。
店主は、佐賀県唐津出身の石倉真孝(いしくらまさたか)氏。料理人としての経歴は、16歳で務めた欧風レストラン【海浜館】からはじまり、25歳の時には福岡の【食の楽縁 暁】の立ち上げから参加し、料理長として腕をふるった。
こうした様々な経験から、魚の美味しさを存分に引き出す確かな腕前、バラエティに富んだ客の好みの要望に柔軟にこたえてくれる「博多和食いしくら」の姿勢が生まれたのだろう。
店内のカウンター越しにある生簀では、店主自慢の活きのいい魚介が泳いでいる。注文があってから生簀からすくいあげ捌いてくれるのが醍醐味だ。
時に、生簀いっぱいの大きさを誇る巨大なクエもお目見えするいしくら。
美味しい「魚」と博多の料理を食べたいとき、誰かと気軽に立ち寄れる場所として重宝したい和食店だ。