見目華やかで繊細な技巧を味わう日本料理
博多 老松【おいまつ】
風情あるお座敷で流れるゆるりとした時間。
四季を感じる自然の趣を生かしつつ、細やかに手入れされた庭園。
人生の大事な節目に、大切な人たちと集まる場所として重宝したい場所。
日本の伝統を継承する
一期一会のお献立
日本文化を継承し、今の「粋」がほのかに織り込まれた日本料理。料理長は藤原弘幸氏。料亭にふさわしい見目華やかな繊細な技巧を味わってほしい。
季節を感じ、年月の流れに思いを馳せる老松のお献立は、一期一会。老松の重ねてきた時を感じながら、ひとときを愉しもう。
侘び寂びの世界観を突き詰めた数寄屋造り
日本人のもつ独特の美意識が、究極まで研ぎ澄まされている数寄屋造り。茶人たちのもてなしの精神そのものをあらわした造りは、荘厳・華美でなく、自然の情趣を残しながらも洗練された空間となっている。
大小8つの、趣のあるお座敷からなる老松。外観からは想像がつかない奥行きと、広々とした畳の誂えを堪能してほしい。
博多中洲と老松の歴史
福岡、博多の街の移り変わりを静かに見守ってきた【博多 老松】。
老松のある博多区中洲は、江戸時代後半に藩が繁華街を建設した。芝居小屋や茶屋、歌舞伎の興行などでにぎわい、現在にいたる中洲の繁栄を築いた。
老松は、1927年(昭和2年)創業。しかし1945年(昭和20年)の博多大空襲で焼失してしまう。その後、創業者の上野浪男氏が、戦後の昭和1947年(昭和22年)に京都や奈良、石川・輪島などから職人を呼び寄せ、再建した。建物に造詣が深い上野氏の想いが、老松の随所に込められている。