日本古来より親しまれてきた蕎麦
福岡では珍しい、そばの香りに負けない醤油のつゆ
大将の語りを聴きながら、日本文化に想いをはせる。
蕎麦の原点がここにあり

「赤間茶屋あ三五」

蕎麦一筋40年余りの大将、磯部久生氏。
蕎麦が生まれた日本の歴史、そして文化に精通し、蕎麦に対するこだわりが徹底している職人だ。流れるような動きで蕎麦を釜で茹で上げる大将。あ三五のそばは、目の前に出されるその瞬間までの過程を見て楽しむことができる。
あ三五で食せる珍しい蕎麦のコースは、前菜からシメまですべてに蕎麦が使われている。リクエストをすると臨機応変に趣向をこらした様々な蕎麦料理たちを振る舞ってくれる。 
あ三五が旬を織り込みながらつくる蕎麦。秋は銀杏、正月にはフキノトウ、緑の新芽が息吹く春先には山椒、夏が始まるとミョウガや新生姜、そして柚子と四季を蕎麦の風味で感じることができる。様々な蕎麦の風味は、知られているものでおよそ56種類に及ぶ。大将選りすぐりの季節が香る蕎麦は、あ三五を訪れる楽しみの一つでもある。
「蕎麦は本来体の弱い人のための食事だ」と語る磯部氏。食が通らない年配の人でも、あ三五のそば懐石だと不思議と食せると言う。それは大将の思いやりが「蕎麦」として身体にやさしく沁みるからだろう。
あらゆる文献を読み解いてきたであろう大将の話は、蕎麦にちなんだ日本の歴史のみならず考古学にまで及ぶ。海外からの客人にはたいへん興味深い日本の一面を伺い知ることができるかもしれない。
大将の、一品一品への妥協を辞さない職人気質を感じとることができるお店だ。




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二八そば 850円

しっかりとほどよい弾力は絶妙な蕎麦粉と小麦粉の配合だから。一本一本がしっかりと存在感をもち、つるんとしたのどごしと蕎麦の香りをダイレクトに感じることができる盛りそば。つゆはささっと少しだけつけて、ずずっと空気と共にすする、鼻に抜ける蕎麦の風味を存分に堪能しよう。
 
 
花巻そば 一人前1,200円(税別)

代表メニューである花巻そばは、かけそばに海苔と薬味の山葵をのせた一品。熱々のかけそばは十割蕎麦。細く白い上品な十割蕎麦は、温めたつゆをかけ、炙った海苔を上にさっとのせる。最後に、擦りおろした生山葵を添える。

田毎(たごと)の月のようだと語る大将。棚田は海苔に、月を山葵に見立て、日本人特有の情緒を表わした一品。
シンプルだからこそ、そば、つゆ、海苔の風味と山葵の奥深さが際立つ。鼻を抜ける山葵とそばの香り。醤油ベースのつゆに溶け込んだ磯の旨味に、お酒がすすむ。
 
 【赤間茶屋あ三五】

住所:福岡県福岡市中央区白金1丁目4−14

アクセス:薬院駅から徒歩約7分

電話:092-526-4582

定休日:月・火曜日

営業時間:11:30~21:00※入店は19:30頃までにお願いいたします。

収容人数:7席

席数:カウンター7席

個室:なし

子ども同伴:可

コース:ご要望に応じて。

メニュー
〔もり〕
二八そば 850円
十割そば 950円
さらしな 1,050円
季節そば 1,100円
おろし 1,050円
とろろ 1,200円
野菜天 1,650円
海老天 1,750円
鴨せいろ 1,600円
梅おろし 1,200円
そばがき 1,100円
〔かけ〕
二八そば 850円
十割そば 950円
さらしな 1,050円
玉子とじ 1,100円
とろろ 1,200円
野菜天 1,650円
海老天 1,750円
鴨南ばん 1,800円
おろし 1,100円
梅おろし 1,200円
花巻 1,200円

わさび芋 600円
玉子焼 850円
梅わさ 500円
小柱天ぬき 1,100円
鴨ぬき 1,200円
鴨焼 1,200円
季節野菜天そば 1,400円
そばがき焼 800円
そばずし 1,800円
そば粒とろろ 550円
※消費税は外税です。価格に消費税は含まれていません。
※夜の御食事は予約優先です。(最終注文は19:30です)
 




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