ストレスに耐え危機を乗り越える方法 5C
Communication:コミュニケーション
Control:コントロール
Conviction: 信念
Conscience:正しい良心
Compassion:思いやり
ジュリアス・シーガルという心理学者が『生き抜く力』という本で 紹介しています。
重いこころの傷つきを経験した人で、ストレスに対処し逆境を乗り 越えて生き延びた人々についての研究から生まれたものです。
戦争捕虜や収容所からの生還者の特徴をあげています。
1.Communication:コミュニケーション(生き抜くための生命線)
正確な情報にもとづいて正しい認識をもつことが大事です。
特に同じこころの痛みをもつ人同士でのコミュニケートすることが 大切です。
2.Control:コントロール(自分の支配感覚)
自分をセルフコントロールする感覚を保つことを指します。
感情をコントロールし衝動的な行動に走らないこと、普段の生活を 保つことが苦痛に耐える上で重要です。
3.Conviction: 信念(苦痛に対する精神的な意味づけ)
どんなにひどい状況におかれても良い結果が生まれるという希望や 信念を持ち続けることです。
今の苦労や苦痛は必ず報われると思うことで、同じストレスへの対 処でも結果はまったく異なるものになります。
4.Conscience:正しい良心(誤った自責感の放棄)
良心を失うとき、生きる力も失うことになります。
5.Compassion:思いやり(他人を助けることで自分を癒す)
お互いに支え合い、助け合うことが生き抜く上で重要な要素になります。